10 March 2012

大切に




五年履いたUGGのブーツ。軽くて履き心地がよくて、足をしっかり包んでくれるので沢山歩いても疲れない。真夏以外の旅行には必ず履くか荷物に入れるかして、どこに行くのも一緒だった。これで日本にもハワイにもイタリアにもイギリスにもアイルランドにもデンマークにも行った。プロヴァンスとパリもこれで歩き回った。マイレージ山盛りの、大切な一足。

靴底のぎざぎざはとっくに全部擦り切れてしまっている。かかとも随分薄くなっている。もうそろそろリタイヤかなあ。うーんでももうちょっと頑張ってもらいたい。ねっちり沢山愛着あるし。

そう思っていた矢先、このブーツを履いて雨上がりの市庁舎前を歩いていたら、つるつるの石の階段で滑って転びそうになった。危ない危ない。やっぱりリタイヤさせる時期なんである。



中のもこもこはまだまだ健在で、かかとだって薄くなっちゃったけど穴があいているわけじゃない。室内履きにすることにして、専用のクリーナーでシャンプーした。五年間ありがとうの気持ちを込めて、筒の部分もソールも全部、歯ブラシで丁寧に洗った。

シミだらけだけど、機能に全く別状なし。これで今後は冷え知らず。大切に大切に、これからもずっと履いていきたい。

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