29 March 2012

もうすっかり春…



毎年恒例、花粉症で苦しんでおります。せっかくのお天気なのに、窓を開けっぱなしにできない。今日みたいに風のある日は、ムスコは外で遊べない、ワタシは公園で優雅に読書もできない。

うちは幸い窓から公園が見えるので、窓際に座ってお茶を飲んで、外で過ごした気分に無理やり浸る昨今です。わびしいぞ。


23 March 2012

南へ




先週の金曜日。朝、オットが出掛けに「今週末は天気がすごくいいらしい。明日日帰りでどこかに行こう。行き先のリサーチは任せた」と言い残してさっさと出かけてしまった。





そんなこと急に言われても…。安易に「リヨンから日帰り」でインターネット検索したら、挙がった場所は行ったことのあるところばかり。仕方ない自分で考えるしかない←いやそんなに大変な仕事なわけじゃないけど、行き先が残念な場所だったら責任感じるでしょ。

車だと、片道三時間までなら日帰りは余裕でOK。うーんどうしよう。東西南北、どっち方面へ行くか。近場で北は何回も行ってるし。東へ行くとスイスに入っちゃうし(国境を越えると高速料金を一年分ごっそり取られる)。西は簡単に行けて遊べる場所が近くにないし。しばらく考えて、南へ向かうことにした。


  


L'Isle-sur-la-Sorgueと言う町は、プロヴァンスの中でもアンティークショップが充実していることで有名である。日本語で検索してみたら、ヒット数がすごい。そんなに大きな町ではないけれど、日本では雑誌やら何やらで何度も取り上げられているらしい。

確かに、水路に古い水車が回っていたり、眺めのよい水路際にすわり心地のよさそうなカフェが沢山あったりと可愛い町で、しかもこじんまりとしているので親しみがわきやすい。女の人だったらまず間違いなく喜ぶ場所である。






夏はかなりの数のバカンス客でにぎわうようだが、この日はまだ微妙に肌寒い三月の土曜日。ほとんど誰も居ない…と言っても言いすぎでないくらい。水路沿いのカフェやアンティークモールは開いていたけれど、他の店は閉店率高し。肝心のアンティークショップも、パン屋さんでさえも、閉まっている所が実に多い。しかも、お昼だから閉まってるという様子ではなくて、今日は商売やってませんという印象の閉まり方(シャッター閉じてるし、二時には戻りますとかいう札もかかってないし)。





ゆるいね~、プロヴァンス。




 


リル・シュル・ラ・ソルグのアンティークショップは、いかにも骨董品!と言う品揃えのものが大変多かった。ワタシは青空骨董市でガラクタの山から掘り出しもんを発見するのが好きなジャンク派で、この町のアンティークはちょっとハイソ過ぎてチラッと見ただけて飽きてしまった。箪笥買ったって持って帰るのに苦労するしね(配達区域じゃないもんね)

日曜日に来れば、食料や日用品もそろった青空市場が立っていて、ちゃんとガラクタも出品されているらしい。ちょっと残念だったかな。







それにしても、南に向かって高速道路を走るというのは、どうしてあんなにうきうきと楽しいものなんだろうか。ただの日帰りでも、バカンス気分になるからだろうか。

うちは七月初旬には引越(のはず)だからプロヴァンスでラベンダーの香りを嗅ぐのは無理だろうと思っていたが、調べてみたら、六月半ばには花が咲き始め、香りも漂い始めるらしい。なんだまだチャンスが残っているではないか!



六月に入ったらシャンブル・ドットを予約して、週末に二泊三日で行ってみようか。ぎりぎり滑り込みで。



10 March 2012

大切に




五年履いたUGGのブーツ。軽くて履き心地がよくて、足をしっかり包んでくれるので沢山歩いても疲れない。真夏以外の旅行には必ず履くか荷物に入れるかして、どこに行くのも一緒だった。これで日本にもハワイにもイタリアにもイギリスにもアイルランドにもデンマークにも行った。プロヴァンスとパリもこれで歩き回った。マイレージ山盛りの、大切な一足。

靴底のぎざぎざはとっくに全部擦り切れてしまっている。かかとも随分薄くなっている。もうそろそろリタイヤかなあ。うーんでももうちょっと頑張ってもらいたい。ねっちり沢山愛着あるし。

そう思っていた矢先、このブーツを履いて雨上がりの市庁舎前を歩いていたら、つるつるの石の階段で滑って転びそうになった。危ない危ない。やっぱりリタイヤさせる時期なんである。



中のもこもこはまだまだ健在で、かかとだって薄くなっちゃったけど穴があいているわけじゃない。室内履きにすることにして、専用のクリーナーでシャンプーした。五年間ありがとうの気持ちを込めて、筒の部分もソールも全部、歯ブラシで丁寧に洗った。

シミだらけだけど、機能に全く別状なし。これで今後は冷え知らず。大切に大切に、これからもずっと履いていきたい。

07 March 2012

素顔のリヨン1区





ムスコが学校のスキー旅行で出かけてしまい、迎えに行く時間を心配しなくてもよい金曜日までの三日間。本当に久し振りに、写真を撮るだけのためにぶらぶら散歩してみた。






そんなこと最後にしたのはいつだったかチェックしてみたら、昨年九月も終わりのことだった。週に一回、カメラをもって外出するよ!と宣言したことあったっけかなあ…。

何事も練習しないと下手になりますね。写真も一緒←自分で言っててぐさっ。


そんなわけで(何がそんなわけなんだか)今日は、上手でもおしゃれでもなんでもない、普段の素顔のリヨン1区をパシャったものを、とりとめもなく。






壁の電灯と、手前のベンチと、携帯で電話中のおじさんは本物。あとは、番地のプレートも含めてぜ~んぶだまし絵






並んでいる椅子、全部形が違う。こういうの好きだなあ。






サイクルの修理兼リサイクルショップ。しゃれではない。店の前にはひしゃげた自転車やパーツが一部(も二部も三部も)足りない自転車がずらり。お店の中はいつ覗いてもお客さんでいっぱい。自転車通勤・通学率の高いリヨンでは、有り難いそして絶対必要な商売である。







お天気がよかった今日の昼過ぎ。カフェのテラス席で一息いれたかったけれど、テラスは喫煙席と決まっているのだ。ここはカフェ併設の本屋さん。本屋さん併設のカフェなのかもしれない。一度入ってみようと思いつつ、いっつも通り過ぎるだけ。そのうち、絶対。






ここも本屋さん。このお兄ちゃんの足元にある、「ご自由にどうぞ」の雑誌類が入れてあるものは一体何でしょうか。






じゃ~ん、ビデ。でした。ビンテージもん。信じられない…。でもフランスだから、ありえる…。






気温は高くないけれど、日向にいればじんわりと暖かい。やわらかい陽射しの午後のテロー広場








テロー広場界隈には、気取らないエスニック料理のお店が沢山ある。ケバブのお店は特に多くて、みんなそれぞれお気に入りがあるらしい。

ケバブだけなら4.50€、ポテトフライがついて5€、飲み物もつけたら6.50€。






ハラール品の表示。この界隈には沢山。







リヨン市内あちこちで見かけるONLYLYONのロゴ。あちこちと言っても実は一個しかなくて(調べたわけじゃないけど多分そうだと思うんだ)、ある日突然現れて、ひと月ほどするとまた突如別の場所へ移動する。現在オペラ座のどまん前に期間限定好評発売中。←いや売られてはいない。



さすらいのONLYLYON。次はいずこへ。







晩御飯、何にしようかな。オットとふたりだけだし、サボっちゃおうかな。


03 March 2012

えっふぇるとう




近くで見ると、細かい装飾が本当にきれい。




 

薄いレース糸が重なっているみたい。












お天気よすぎてまぶしくて、父子でおんなじポーズをしている。






おまけ。