05 July 2011

自転車の国




日本もかなりの自転車王国ではあるが、





コペンハーゲンにもやはり自転車が多かった。





どこに行っても、






あっち見てもこっち見ても、






自転車、






自転車、





朝のラッシュも自転車。






二輪車だけじゃなくて三輪車もある。
乗客・荷物スペースが前。ハンドルは握るタイプじゃなくて横長のバー。





カラフルな自転車もたまにみかけるけれど、






ほとんどがシックな黒。サドルも全部黒。
駐輪場で、みんなどうやって自分のを見つけるんだろう。








コペンハーゲンでは、人の数より自転車の数の方が多いそうだ。人の数には子供も含まれているのだから、人に対する自転車の比率が随分高いということである。

納得できる。荷物運んだり子供を送り迎えするのに使ったりする三輪車を持っている人は、もうひとつさらっと軽く乗れる二輪車を持っているに違いない。




自転車レーンはかなり広くとってあり、自動車交通量の多い場所ではさらに、車両と自転車のレーンが中央分離帯ミニ版みたいなのでしっかりと分けられていた。安心して自転車に乗れるってもんである。コペンハーゲンでは、車・バス・メトロなどを含む全ての交通量の36%が自転車なのだそうだ。領事祭でデンマーク領事館からもらった資料に書かれていた公式データである。ちなみに自転車王国ナンバーワンは、(国じゃなくて市だけど)アムステルダム。交通量の40%が自転車なのだそうだ。「Bike-friendly cities in the world」などのキーワードでググると、どの記事でも絶対一番に登場する。






雨降りの日は大変だろうし(コペンハーゲンでは雨が多いそうだ)、長くて厳しい冬はもっと大変に違いない。便利・快適を主張する、いやそれが権利だと思っているアメリカ人にはできないことだな。


えーとそれで、コペンハーゲンを訪れたらもちろん自分の自転車が欲しくなってしまったワタシである。

リヨン六区にハイエンドなバイクショップがあるのだが、ここにはスポーツタイプのものだけでなく、ハンドルの高いファッションタイプのものもあるし、例のカーゴスペースが前についてるタイプも売られているのである。これが欲しくなってしまったワタシなのだが、もちろん値段は数字一個の後にゼロがみっつ。ユーロですよ、ドルじゃないのよ。躊躇するよねえ。それに、アメリカでこれには乗れないと思う。目立つのはいいとして、駐輪ラックに駐輪できない(前輪がないから)。

でも「あ、牛乳が切れてる」なんてときに、わざわざ車を出さずに、あんな三輪車でさらっと買い物に行けたらいいのになあ…とため息交じりに思う今日のワタシであった。ああ、ため息。



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