おたおたしているうちに、五月ももう終わり。ムスコの学校が夏休みに突入するまであとひと月もない。ぼうっとしてると時間が経つのが早い早い。
この夏がフランス最後の夏になると思うと、夏休みの計画を立てるのにもなんだか少しプレッシャーを感じる。オットは会社から帰国休暇というのが出るので、それを利用してアメリカに帰省したいと言う。休みの間Eにはどうせ遊ぶ相手が誰もいない(本当にだーーーれも居なくなるのだ)し、おばあちゃんやいとこに会いに行くのも悪くないだろうと言うのである。しかしこれが、帰国休暇と言う名前にもかかわらず、旅費は出ないんだな。うれしいんだかうれしくないんだか。
ワタシはと言うと、今月半ばに亡くなった父の百日祭が八月にあるので、それに合わせて一人で日本に帰省する予定。夏の休暇を家族一緒に過ごせないのは寂しいが、葬儀に出席できなかったので百日祭くらいはどうしてもと思う。日本の家族も大切な家族なのだ。
三人で一週間ロンドンに行ってアパートを借りて…という案は立ち消え。残念だけど仕方ない。七月にオットが十日ほどまた出張で留守にするので、その間にムスコとふたりだけで二・三日、リベンジロンドン訪問しようかと思っている。リヨンにいたって別にすることないし、ふたりだけならホテルで充分、部屋だって広くなくていいしね。
なんだか家族三人、バラバラの夏になっちゃいそうである。いずれにせよ飛行機のチケット等々、値段が大爆発する前に購入を済ませておかないといけない。