30 November 2010

今年追加のオーナメント




ハリー・ポッターにはまっているムスコに(というのを言い訳に)、新しく買ったフクロウのオーナメント。案の定ムスコよりワタシの方が気に入って、毎日手にとって眺めている。

フクロウの「ホーホー」は、英語だとhoo hoo、仏語だとhou houと書かれる。どちらも音は「フ~フ~」。ほほ~



28 November 2010

今年もMarché de Noël




Place Carnotのクリスマス市でひとめぼれした、ポルトガルのお皿。結構なお値段だったので少し悩んだが、一緒にいた友人が「買っちゃいなさいよ~。一年頑張ったご褒美に」と煽るので買ってしまった(と、人のせいにする)。ケーキ皿だと思うが、おかずを盛るのに使っちゃおう。

ここのブースの陶器にはどれもため息がでるような美しい絵付けがされていて、友人もワタシも目がすっかりハート型になっていた。トールペインティング風の絵のものも何点かあった。こういうきれい系のものはガラじゃないのは分っているが、一点ものだし、こういう市場で見ると欲しくなっちゃうんだよねえ。

他にもサラダボウルとかピッチャーとか、「あんなのあったらいいなあ~」と思うものは何点かあったのだけど、とりあえず今日は我慢。どうせもう一点買うんだったら同じ型のお皿で柄違いっていうのもいいなあ。いや、別に買わなくてもいいんだけどね、うん。


実はこのクリスマス市場、昨日もムスコとふたりで出かけていて、帽子をひとつ買ったのだった。寒くなったので何週間か前に買ってあった毛糸の帽子を被って出かけたら、おでこがかゆいかゆい。しかも、深みが足りなくて耳が寒さでちぎれそうになった。おされなブティックで30€も出して買ったのに、全くの無駄金だったぞ。昨日買ったのはくしゃっと潰して被る形のキャスケットで、深みは充分。つばがあるので雪の日に被っていれば眼鏡に雪がかからない。フリース素材で軽く、洗濯機でじゃぶじゃぶ洗ってOK。今日被って出かけたらとても暖かかった。おなじ30€でも全然仕事ぶりが違う。

お酒が飲めない友人はホットチョコレート、ワタシは二日続けてホットワインを飲んで(そうなの、昨日も飲んだのよ。悪い?←けんか腰)暖を取りながら歩き回って買い物し、帰宅したら三時間経ってました。女友達と買い物に行くのって、どうしてこんなに楽しいのでしょう。


どうでもいいけど、クリスマス市に関する公式ウェブサイトの今年バージョンがないのは何故?検索すると当たるのは去年のを始め古いのばかりなんですが?



→去年のクリスマス市の記事はこちら




25 November 2010

待ちわびる




ムスコの学校の保護者会の主催で、アドベント・リースを作る機会があった。(アドベントに関しては二年前のこの記事をどうぞ。)







アドベント・リースは玄関や壁にかけるリースと違い、四本のキャンドルがのっていてテーブルに飾るもの。アドベント初日の日曜日に、一本目に火を灯す。次の日曜日まで、毎日灯すのはこの一本のみ。二週目の日曜日は、一本目と二本目に火を灯す。三週目には三本、四週目の日曜日には四本全部に火を灯す。キャンドル一本一本に意味があって、最初のは「預言者のキャンドル」、二本目は「ベツレヘムのキャンドル」、三本目は「羊飼いのキャンドル」、四本目が「天使のキャンドル」と呼ばれている。本来は最初の三本が紫色で、天使のキャンドルのみピンクらしい。さらに言うと、火を灯すのはキリストが光であることの象徴、リースの丸い形は神の永遠と統一、土台の緑は命の永続を象徴しているそうな。詳しくはこちら



今回のワークショップでうれしかったのが、色んな種類の生(=本物)の葉っぱを使って作れたこと。すんごくいい香りがするのだ。小さい束をいくつも順番に重ねながら針金で固定していって、土台作りができたらひいらぎの実や松ぼっくりなどの装飾をつけ、最後にキャンドルに針金を通して固定する。

先生は、毎年この時期に作り方を教えているというドイツの人。参加者の半数はドイツの方々で、英語に混じって飛び交うドイツ語に大喜びで耳を傾けるワタシ。もちろん(←いばるな)全く解らないんですけどね、なんだかクリスマスっぽい感じがするじゃないですか。だってほら、フランスのクリスマスマーケットも、有名なものはみんなドイツ国境近くのものでしょう。こういうクリスマス関係の伝統は、フランスよりもドイツの方に根強く伝わっているような感じがしませんか?←勝手にドイツに対して抱いているイメージ。

で、このリース、作るのに二時間半かかりました。土台の緑の部分にボリュームがないと貧弱なので、少~しずつずらしながら、とにかく沢山重ねる重ねる。これに時間がかかるのですね。結構長いワークショップだったので、欲を言うとクリスマス音楽が流れていておまけにホットワインでもあれば言うことなかったなあと思うのだけれど、まあ午前中の話だったし、ワインは無理というものでしょうかね。


帰宅して写真を撮る際に火を点けたくてたまらなかったのですが、こういう伝統は子供と一緒にやるから意味深いのだし、第一まだ三日早いのでぐっと我慢いたしました。


日曜日が楽しみ。


20 November 2010

一足早く




フランスに感謝祭はないが、明日日曜日、いつもの教会で持ち寄りの集まりがある。アメリカより一足早めの感謝祭。また六十人ほど集まるらしい。沢山の人と食卓を囲んで感謝の祈りを捧げられることに、これまた感謝の気持ちで一杯である。


そしてそれよりさらに一足早く、家の中のクリスマスの飾りを始めてしまった。だってホームシックで待てなかったんだも~ん。オーナメントも買い足したのでツリーを飾っちゃいたいところだが、生のツリーはまだ売られてない。にせものツリーは既に売られているが、アメリカに置いてきたのがあるので買う気にならない。待つしかないな。

19 November 2010

燃え尽きた命



 
夕方暗くなるのが随分早くなって、キャンドルとマッチの消費量が急激に増えている。

マッチの燃えかすって美しいなあ~とほれぼれ見とれるのは、ワタシだけかしらん。

07 November 2010

ミラノ、写真がない件 またの名を欧州食中毒物語

 



(前回までのあらすじ…違う。なぜ写真がないのかという話の続き。)

実は男性陣がふたりとも食中毒にかかり、ホテルの部屋に引きこもっていたのである。ホテルまで医者に来てもらい、オットは一時は入院させるか?と心配するほどひどい状態であった。

ワタシには当たらなかったことだけが不幸中の幸いで、部屋とコンシェルジェのデスクを何度も往復、苦しそうに話すオットの英語をドクターが理解できなかったのでその「通訳」、薬局に薬を買いに走る、等々で役に立てたのがうれしかった。


というのも、今まで食中毒はワタシの担当だったのである。信じられない話なのだが、ワタシ、フランスに来てからすでに二回、いかにも教科書的な症状の食中毒になっている。その他にも、「これは多分あれに当たったな」と思うことは結構頻繁で、そのうち起きてはいられるが外出できないというまあまあ重度のもの数回。

日本とアメリカでは「う~んちょっとあれが合わなかったかな」と思うことはあっても、食中毒というのは覚えがない。フランスにはまだ一年半住んでいないのに、当たりまくりなのだ。


これはただ単にワタシの運が悪い(つまり他の人には当たらないのにワタシだけ当たる)のか、あるいはみんな当たってるけど話に聞かないだけなのか…とずっと不思議に思っていたのだが、どうやら百パーセント前者だけではなさそうだということも判ってきた。「食中毒になってね…」と話し出すと、「実は私も」とか「そういえば先日私の友人が」とか、掘って引っ張れば結構いくらでも出てくる感じで、なんだかおフランス美食ライフの知られざる裏面が見えてきたような気がする。

フランス人ではない知人は、「フランスの人って、おいしいものを食べて楽しむためにある程度のリスクは覚悟するみたいだよ」と言う。たまには当たることだってあるわよね、確率の問題だしね…みたいな認識なんだろうか。う~ん。レモン汁絞った生牡蠣は確かに天国の味がしたけれど、あの苦しみは地獄だったので、ワタシは牡蠣を生では二度と食したくないと思う。


余談: オットはこの件で三キロやせたと喜んでおりました。そういう問題じゃないと思うんですが。かくいうワタシもフランスに来てから四キロやせました。外食しなくなったし、沢山歩くしね。でもこれ以上やせたらジーンズのサイズがありません。

02 November 2010

せっかく




車で五時間もかけて行ったのに、まともな写真が一枚もありません。その理由は…

次回に続く。(腕が悪いって言うのは別よ。)