24 August 2010

Fresque des Lyonnaise





旧市街にある、ワタシのお気に入りの本屋さんの店先。



...というのは嘘で、

 





これは壁画。英語で言うとmuralまたはfresco。



リヨンの街は、建物の外側に施された壁画があちこちにあることで知られている。というのはワタシは引っ越してきてから知ったのだが、実は壁画とその所在地だけを載せたガイドブックも出版されているほど有名で、初夏にアメリカから訪れた友人も「有名なリヨンの壁画を見に行きたい」とリクエストした位だった。








色々ある壁画の中で、ワタシが好きなのはだまし絵風のもの。これがまた市内各地に沢山あるのだね。うちの近くでも、四階建てアパートの三階の窓だけ絵だったということに何度も前を通っていて気づかなかったとか、発見するのが楽しいのだ。



今日の写真のだまし絵壁画は特に有名で、傍を通ると必ず誰かが写真を撮っている。今昔のリヨンの著名人を描いたもので、旧市街からPresqui'le(半島)に向かって、Passerelle Saint-Vincentという歩行者専用の橋を渡ってすぐのところにある。







リヨンの有名人というと、ポール・ボキューズでしょ、






 


えっと、えっと、うーん、他にリヨンの有名人... 思いつかないなあ... と思っていたら、こんな親切なもんがあった。







目を通したら、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの名前が。おお、すっかり忘れてました、ごめんなさい。







ええと、14番、リュミエール兄弟のすぐ上ね。あ、いた。星の王子様も一緒だ。こういう時、望遠レンズがあったらなあと思っちゃう。






隣でギニョール持ってるのはもちろんギニョールの生みの親なんだろうが、名前はこのリスト見て初めて知った。




いやしかしこの壁画、本当によく描かれていて、じいいいっと見ないとどこまで本物でどこから絵なのかすぐ分からない。







特に後から写真で見ると、石のブロックなんか本物に見える。通りの名前の看板は本物(=立体)ですよ。







クレーン車かなんかがあったら、上の方の絵も間近でじいいいいっと観察できるのになあ。



 


 

6 comments:

nero said...

前に話した「世界ふれあい街歩き」っつう番組でリヨンをやった時に
この壁画もちょこっとやってました。
描いてる工房も訪ねてたよ。
DVDに焼いてあるんでそのうち送ろう送ろうと思いながらきっとまたクリスマスになると思います。
気長にお待ち下さいな。

蓮姫 said...

イタリアのジェノバにもだまし絵は結構ありました!
あそこはフランスの影響をすごく受けてるから、やっぱ
りフランス文化なんでしょうね。他の都市では見ません
でした。こんなんがあったら街歩きもほんと楽しいです
ね!

cocopuff1212 said...

■neroさん、
本当に街のあちこちにあるんですけどね、カメラが重くなってから持ち歩くことをしなくなったので、「あ!」と思った時に撮れない(爆)。

DVD、気長に待ちます。
…って、クリスマスもあと四ヶ月ですねえ。

cocopuff1212 said...

■蓮姫さま、
こういうの、楽しいですよねえ。
ジェノバ、行く機会があったらだまし絵を見て回りますね。

tomshore said...

そうそう、こっちにコメントしようと思っていたんだ(笑)
すごおいだましえ。こういうの好きです。
見てみたいなあ~~。

cocopuff1212 said...

■tomさん、
ぜひ見にいらして下さい。
市内ご案内します(とまた誘う)。